HTMLが好きすぎる!? 個性爆発な5人が語る“手打ちホームページ愛”

1. はじめに:なぜHTMLに惹かれるのか?
突然ですが、あなたは「HTMLでホームページを作りたい!」と思ったことがありますか? 今の時代、WordPressなどのCMSを使えば手軽にホームページを立ち上げられます。だけど、あえて素朴に「HTMLを書きながら作る」ことに惹かれる人たちがいるんです。どこにそんな魅力があるのか? ただの自己満足? いいえ、そこには計り知れない“ロマン”と“楽しさ”が詰まっています。
この記事では、5人のキャラクターが「なぜHTMLでホームページを作りたいのか?」を語ります。彼らは一筋縄ではいきません。独自の理由やこだわりを存分に披露してくれます。最後に見えてくる答えは、きっと“シンプルなようで、ものすごく奥深い”ものかもしれません。さあ、一緒にHTMLの世界へ旅立ちましょう!
2. 登場人物の紹介:五者五様のHTML熱

ロマンを追い求める「ハンドメイド志向」のタカシ
ものづくりに目がないタカシは、小学生の頃からプラモデルや木工、さらには電子工作まで幅広くハマってきました。高校生の時にWebデザインに興味を持ち、HTMLのソースコードに触れた瞬間に「これぞ職人仕事だ!」と感じてしまったのです。
- 口ぐせ:「1行1行、魂込めて書く!」
- 特徴:無駄な空白や行間調整までこだわり、ここぞという箇所に情熱を注ぐ。
理由はなくとも楽しそう!「ピュア好奇心」のハナコ
「なんか楽しそう!」という理由だけで、いろんなことに挑戦しては脱線を繰り返すタイプ。HTMLを触ったきっかけは「色が変わるんだ!」「動くんだ!」「これって自分次第でどんなレイアウトにもできるんだ!」というピュアな驚きから。
- 口ぐせ:「見て見て! こんなことできた!」
- 特徴:思いつきでタグを打ち込むうちに、何やら面白い形になっていく。細かいことは気にしない。
懐かしさが原動力?「レトロ追想」のケンタ
昔のホームページが大好きで、テーブルレイアウトでカクカクした画面や、カウンターが置いてあるような「レトロWebサイト」に郷愁を感じるタイプ。今でも「Under Construction」のGIFアニメが宝物のように思えて仕方ない。
- 口ぐせ:「あの頃のインターネットが帰ってきてほしい!」
- 特徴:最新技術というよりも、古き良きHTML4.01あたりのタグやブラウザの挙動にワクワクする。
タグに愛情を注ぐ「愛称付け」のアカリ
小さなものに名前を付けたくなるタイプ。彼女はHTMLタグそれぞれをキャラクターのように扱い、愛称で呼ぶほどの愛情を持っています。たとえば<div>
タグなら「ディーブちゃん」なんて呼び方をして笑われる……けれども、本人は至って真剣です。
- 口ぐせ:「あ、
<meta>
ちゃんが息苦しそうだから、ちょっとdescription書いてあげよっか」 - 特徴:ソースコードのコメントで、タグたちへのメッセージを書くこともしばしば。
すべてのタグを使いこなしたい「タグマニア」のリョウスケ
HTML5に追加された新しいタグから、すでに廃止寸前のタグまで、できれば全部使ってみたい。HTMLの仕様書を読むのが趣味で、レアタグを見つけると「これで新作サイトを作るんだ…!」と瞳を輝かせるタイプ。
- 口ぐせ:「
<ruby>
タグは奥が深いね…あと<figure>
も熱い!」 - 特徴:実際に使うかどうかはともかく、とりあえず実験的に試したくて仕方ない。
3. 五人が語る“HTMLの魅力”座談会

さて、彼ら5人が集まって「HTMLの魅力」について激熱トークを繰り広げます。
舞台は街のカフェ。コーヒーとスイーツを囲みながら、なぜかHTML談義が止まりません。
タカシ
「やっぱりさ、HTMLを手打ちしてると、自分で家を建ててるような感覚になるんだよな。基礎工事みたいに<html>
から<body>
で空間を作って、そこに<header>
とか<section>
を置いていくのがたまらないんだ。」
ハナコ
「わかる~! 私は家っていうより、絵本作りみたいに思うことが多いかも。タグをいじると、ページがパッと色づいていくでしょう? なんだか魔法みたいだよね!」
ケンタ
「僕はもっとアナログな感覚というか、昭和っぽい雰囲気が好きでね。昔のHTMLで、無理やりテーブル組みしてレイアウトしてた時代とか、CGIのカウンターを表示させて“あなたは○人目のお客様です!”みたいなやつ。最高に味があると思うんだよ。」
アカリ
「テーブルレイアウト懐かしい~。<tr>
ちゃんとか<td>
ちゃん、今も現役でかまってあげたくなるよね。あ、でも今は<table>
はデータ表用が推奨ってW3Cの子が言ってた。あの子もいい子なのに、ちょっと厳しいところあるのよねぇ…。」
リョウスケ
「HTML5で新しく入った<article>
や<section>
、まだ使いこなしてない人が多いのがもったいないって思うんだ。僕はレアタグをコンプリートしたくて、わざと<aside>
を活用したレイアウトを作ったりしてるよ。」
ハナコ
「へぇ~! <aside>
タグって、サイドバー専用かなって思ってたけど、もっといろいろできるんだ?」
リョウスケ
「うん、そうなんだ。実は…(ここから延々とマニアックなタグ談義が続くが略)」
タカシ
「ハハハ、リョウスケが止まらない。ま、こういう探究心がHTMLの醍醐味なんだよな。」
ケンタ
「<marquee>
タグもまだ使えるんだぜ…!」
アカリ
「お、出ました幻のタグ! marquee
ちゃん、懐かしいわ~。あの左右に流れるやつね。」
ハナコ
「へぇ~、そんなタグあったんだ。面白そうじゃん! ちょっと試してみたい!」
(※ここで店員さんが「そろそろ閉店です…」と言いに来るが、まだまだトークは止まらない)
五人それぞれのこだわりポイント

タカシの「ハンドメイド志向」
- 1行1行に魂を込めることで、“自分の手”で作り上げている実感を味わえる。
- コードは美しく整形したい。余計なスペースや無駄な改行が許せない!
- 小さなエラーも見逃さない。手作業が生み出す完成度の高さにロマンを感じる。
ハナコの「ピュア好奇心」
- 思いつきでタグを打ち込んで、カラフルにしたり、画像を入れたり。とにかくワクワクが大事。
- 完成形を決めずに“手を動かしているうちに形が見えてくる”楽しさこそが醍醐味。
- 「なんか面白いからやってみる!」――とりあえず動かしてみる軽やかさ。
ケンタの「レトロ追想」
- 現代の洗練されたWebサイトより、90年代後半~2000年代初頭のザ・手作り感が好き。
<font>
タグや<center>
タグに郷愁を感じる。“今は推奨されてない”と言われても、このノスタルジーを大事にしたい。- 古ブラウザ対応もあえて楽しむ。「IE6でちゃんと見える!」と喜ぶ。
アカリの「タグに愛称をつける愛情表現」
- コードを書くたびに「この子は何を担当してくれるのかな?」と想像してうれしそうに名前をつける。
- 自分だけのソースコードコメントに、タグへの愛のメッセージを書いたりする。
- 使いこむほどに愛着が深まり、どんなタグも生き生きとして見えてくる。
リョウスケの「タグ完全コンプリートへの道」
- HTML仕様書を読み込んで、少しでもレアなタグを使ってみたい衝動に駆られる。
<!-- obsolete -->
(廃止予定)と聞くとむしろ試してみたくなる。- 新しければ新しいほど燃えるし、古ければ古いほど興味がわくという、振り幅の広さ。
5. HTMLでホームページを作りたい理由の“答え”
さて、彼らを見ていると「HTMLをいじる理由」というのは実にさまざま。でも、共通していることがひとつあります。それは“純粋に作ることが楽しい”という想いです。
- タカシは「1行1行手作りするロマン」
- ハナコは「ただ楽しいからやる!」
- ケンタは「昔懐かしいインターネットの空気感が好き」
- アカリは「タグを愛でながら作り上げる世界」に夢中
- リョウスケは「レアタグを全部使いこなしてみたい」
どの動機もポジティブで、“やってみたい”という気持ちが原動力になっています。効率や合理性だけを追求すれば、もちろんCMSなど別の手段もあるでしょう。ですが、そこでは得られない喜びやロマンが「HTMLを自分の手で打つ」ことにはあるんです。
まとめ:なぜHTMLでホームページを作りたいのか?
HTMLを使ってホームページを作りたい理由――それは「純粋な好奇心」と「モノづくりのロマン」が詰まっているからにほかなりません。一見シンプルなテキストの羅列でしかないHTMLですが、そこには無限の表現や構造が秘められています。
紙とペンで絵を描く楽しさ、粘土をこねて作品を作る喜びと同じように、HTMLは“自分の手で作り上げる体験”を提供してくれます。たとえ完成度はイマイチだったとしても、そこにあるのは「自分だけの表現」であり、作り手の思いがこもったオンリーワンのホームページです。
“なぜHTMLでホームページを作りたいのか?”
その答えは、「楽しそうだから」「ロマンを感じるから」「ノスタルジーがあるから」と人それぞれ。でも、間違いなく言えるのは「作ること自体が楽しい」という共通点。ぜひあなたも、一度はHTMLを手書きしてみてください。そこにはきっと、新たな発見とワクワクが待っています。
HTMLでホームページを作る講座もやってます。よろしければ!