「物覚えが悪いので、先生の予定通りに進められるか心配です。」
これは、実際によく聞かれる質問です。
もうひとつ、逆方向の悩みもあります。「基礎の部分は分かっているのに、最初からやらされて時間がもったいない」——これは、ある程度経験がある人の声です。
どちらも、集団レッスンで特に起きやすい問題です。
「ついていけない」も「物足りない」も、構造上は同じ原因で起きています。
集団レッスンは、「平均」に合わせる設計です
集団レッスンでは、10人なら10人が同じ教室で同じ内容を受けます。講師は全員が理解できるペースで進めます。
そのペースは、参加者の「平均」に合わせて作られています。
速い人には遅い。遅い人には速い。どちらにもズレが出るのは、構造上、避けられません。
つまり、「ついていけない」のも「物足りない」のも、あなたの能力の問題じゃなくて、形式の限界です。
「ついていけない」人が抱える二重の苦しさ
ついていけないとき、内容が分からない苦しさだけではありません。
もう一つ、周りに申し訳ないという苦しさがあります。
「自分のせいで、全体の進みが遅くなっているのではないか。」
質問したいけど、他の人の時間を取ってしまう気がして聞けない。分からないまま頷いて、家に帰ってから途方に暮れる。
こうなると、次のレッスンに行くこと自体がつらくなります。
「物足りない」人の損失
逆に、すでに基礎が分かっている人にとっては、もう進めるのに足踏みさせられている状態です。
HTMLの基本を1から説明される。CSSの書き方を最初から学び直す。自分にとっては既知の内容を、他の人のペースに合わせて聞き続ける。
基礎の復習に使った時間は、自分の課題に使えたはずの時間です。
ざっくり言うと、集団レッスンの費用が安いと言っても、時間のロスを含めると、実は割高になっている可能性があります。
よく聞かれる3つの質問に、ここで答えます
レッスンを検討している方から、実際によく聞かれる質問が3つあります。
質問1「パソコンの性能が心配です」
Web制作というと、高性能なパソコンが必要だと思われがちです。
そんなことはありません。
WordPressはブラウザの中で動きます。AIツール(Cursor)も、メモリ4GB以上・空き容量500MB以上という要件です。特別なマシンは必要ありません。
必須なのは、Zoomがきちんと動くこと。レッスンは画面を共有しながら進めるので、そこだけは確認してください。Macでも、Windowsでも、どちらでも構いません。
基本的に、レッスンのために新しいパソコンを買う必要はありません。心配なら、体験レッスンのときにお使いのパソコンの型番を教えてください。こちらで確認します。パソコン選びについて詳しく書いた記事もあります。
質問2「休みが不定期で、レッスンの日時も不規則になりそうです」
次回のレッスン日時は、毎回、その回の最後に決めます。来週の同じ時間が難しければ、その場で別の日時にします。
急な用事が入ったり、体調を崩したりすることもあると思います。そのときはLINEで連絡をいただければ、直前でも変更します。
曜日固定ではないので、シフト制の方でも、不規則な仕事の方でも受けられます。
質問3「物覚えが悪いので、先生の予定通りに進められるか心配です」
予定は、あなたに合わせて決めます。
大枠のカリキュラムは決まっていますが、時間をかける場所も重点を置く場所も、あなたの現在地とゴール次第です。
「5回目のレッスンはプラグイン、8回目はCSSのカスタマイズ」——そういう形にはしていません。全員に同じ時間配分を当てはめても意味がないからです。
宿題も同じです。少し多めに出しますが、できるところまでで構いません。上手にできなくても大丈夫です。自分で考えてやってみることの方が大事なので。
合わせるのは、こちらです。
「先生の予定通りに」という前提を、一度外してみてください
3つ目の質問を、もう少し掘り下げます。
「先生の予定通りに進められるか心配」——この言葉の裏には、「教室のペースに合わせなければいけない」という前提があります。
それは当然だと思います。世の中のスクールの多くがそういう形式だからです。「8回で完成させましょう」「半年後にはこのレベルに到達します」——全員に同じ目標を設定して、同じペースで走らせる。
でも、本来は逆です。
生徒さんの現在地は、一人ひとり違います。パソコンの操作に慣れている人もいれば、キーボードを打つのに時間がかかる人もいる。仕事で毎日パソコンを使っている人もいれば、週末にしか触らない人もいる。
ゴールも違います。自分のお店のサイトを1つ作りたいだけの人と、副業として受注したい人では、必要な知識の量が全然違います。
スタート地点もゴールも違うのに、同じ予定で進める方が無理があるのでは——と、私は思っています。
経験者は、できるところを飛ばして始められます
すでに独学で学んできた方、スクールに通ったことがある方、Web制作の仕事をしている方も歓迎しています。
すでにできることは確認だけしてざっと飛ばして、できないところから始めます。
月謝制なので、レッスン回数を減らすなどの調整も可能です。すでにゴールに近い人が、初心者と同じ回数を受ける必要はないので。
2つのズレを、構造から解決する方法
「ついていけない」も「物足りない」も、教室のペースと自分のペースが合っていないことで起きています。
解決方法は、教室のペースに自分を合わせることではありません。自分のペースに合わせてくれる形式を選ぶことです。
それがマンツーマンです。
「自分の目的に合う学び方が分からない」という方は、何から学べばいい?——目的別の学習ルートも参考にしてください。
あなたのペースを基準に組み立てます。まずは今のレベルを見せてください。
