スマホしかない人はホームページを作れるのか——できることと、できないことの線引き

「自分でサイトを作りたいです。スマホ、無料、ページ追加無制限で……」

こういう投稿を見かけます。気持ちは分かります。手元にあるのがスマホだけなら、まずスマホでできる方法を探すのは当然です。

答えだけ先に。

スマホだけでホームページを「作る」ことはできます。ただし、「学んで作れるようになる」のは、かなり難しい。

「作る」と「学んで作れるようになる」の違いが大事なので、順番に説明します。

目次

スマホでできること

① ノーコードツールで簡易的なサイトを作る

Wixやペライチといったノーコードのサービスなら、スマホのブラウザからでも操作できます。テンプレートを選んで、写真と文章を入れて、公開する。ここまでは可能です。

② SNS的な発信をする

InstagramやnoteやBASEで、お店の情報を発信する。これはスマホの得意分野です。

③ すでにあるサイトの更新作業の一部

WordPressの管理画面にスマホからログインして、文章の修正や写真の差し替えをする。できなくはないです。ただし、画面が小さいのでかなりやりにくい。

スマホでは無理なこと

① コードを書くこと

HTMLやCSSを書くには、コードエディタという専用のソフトが必要です。スマホ用のエディタもありますが、画面が小さすぎて実用になりません。長いコードの中から1ヶ所を直す、という作業を想像してみてください。パソコンの画面でも目を凝らすのに、スマホでやるのは現実的ではないんです。

② AI制作ツールを使うこと

CursorやClaudeのようなAI制作ツールは、パソコン用のアプリケーションです。スマホでは動きません。

③ 画像の編集

バナーやアイキャッチ画像を作るとき、複数のレイヤーを重ねて細かい位置を調整する作業が出てきます。スマホのアプリでも簡単な加工はできますが、制作レベルの編集には向いていません。

④ 複数の画面を同時に見て確認する

ホームページを作っていると、「編集画面」と「実際の表示」を見比べる場面がしょっちゅうあります。パソコンなら2つのウィンドウを並べて見られる。スマホでは、この「並べて見る」ができません。

学ぶ段階では、パソコンがほぼ必須です

「ホームページの作り方を学ぶ」段階では、パソコンが必要です。

理由は3つあります。

1つ目は、レッスンそのものがパソコンの画面を共有しながら進むこと。Zoomで画面を映して、一緒に操作しながら進めます。スマホの小さな画面では、先生の画面と自分の操作画面を同時に見ることができません。

2つ目は、WordPressの管理画面がパソコンのブラウザ向けに作られていること。スマホでも表示はされますが、ボタンが小さくて操作しにくい。毎回のレッスンでストレスを抱えながら進めることになります。

3つ目は、作ったものを確認する作業です。パソコンでの見え方、スマホでの見え方、両方を確認しながら作ります。スマホしか持っていないと、パソコンでどう見えるかが分かりません。

ここは嘘をついても仕方がないので、正直に線を引いています。

ただし、高いパソコンは要りません

「パソコンが必要」と聞くと、10万円、20万円の出費を想像するかもしれません。

実はそうでもないんです。

Web制作に必要なパソコンのスペックは、思ったほど高くありません。

WordPressはブラウザの中で動きます。AI制作ツールのCursorも、メモリ4GB以上、空き容量500MBという要件です。特別な映像処理をするわけではないので、ゲーミングPCのような高性能は不要です。

むしろ必須なのは、Zoomがきちんと動くこと。画面共有をしながらレッスンを進めるので、そこだけは確認してください。MacでもWindowsでも、どちらでも構いません。

つまり、いま手元にパソコンがあるなら、それで足りる可能性が高いです。

予算別のパソコン入手方法

もし今パソコンが手元にない場合は、予算に合わせた方法があります。

予算1万円前後——中古パソコン

中古パソコン専門のショップやフリマアプリで、メモリ8GB・SSD搭載のノートパソコンが1万円前後で見つかります。3〜5年前のモデルで十分です。見た目は新品ではありませんが、Web制作のレッスンには問題なく使えます。

予算3〜5万円——整備済みの中古品

Amazonや楽天で「整備済み品」として売られているパソコンは、動作確認済みで保証がついているものもあります。この価格帯なら、普段使いにも快適なスペックが手に入ります。

予算5〜10万円——型落ちの新品

1世代前のモデルなら、新品でもこの価格帯で見つかります。もちろんこれで十分です。最新モデルである必要はまったくありません。

選ぶときのポイントは3つだけです。

項目目安
メモリ8GB以上
ストレージSSD 128GB以上
画面サイズ13インチ以上(小さすぎると作業がしにくい)

この3つを満たしていれば、ほとんどの場合大丈夫です。

パソコン選びで迷ったら

パソコン選びで立ち止まってしまう気持ちは分かります。

自分のパソコンが使えるのか、何を買えばいいのか、判断に自信がない。そういう方は多いです。

体験レッスンのときに、お使いのパソコンの型番を教えてください。こちらで確認します。パソコン選びの詳しい話も参考にしてください。

まだパソコンを持っていない方も、予算と使い方を聞かせていただければ、合うものを一緒に探せます。パソコンの相談だけでも構いません。

レッスンを受けるために新しいパソコンを急いで買う必要はありません。まず相談してから決めても、遅くないです。

パソコン以外にかかる費用

パソコン以外にも、いくつか費用がかかります。

レッスン受講中は、教室で契約しているサーバーとドメインをそのまま使えます。最初から自分で契約する必要はありません。

自分のサイトを公開する段階になったら、サーバーとドメインの新規契約が必要になります。年額15,000円程度です。これは教室に払うお金ではなく、サーバー会社に直接払う実費です。契約の手続きは、一緒に画面を見ながらお手伝いします。

AIを使いたい場合は、月額3,500円程度が追加でかかります。これもAIサービスへの直接の支払いです。

教室に払うのは、月謝だけです。上乗せも手数料もありません。

費用の詳しい話は受講料以外にかかる費用にまとめていますので、気になる方はそちらをご覧ください。

スマホだけで始められることもあります

最後に、ひとつだけ。

記事の結論は「学ぶにはパソコンが必要」です。でも、パソコンが手に入るまで何もできないわけじゃありません。

たとえば、自分がどんなサイトを作りたいのか、お手本になるサイトをスマホで探しておく。こういう見せ方がいいな、こういう構成が分かりやすいな、と感じたサイトをブックマークしておく。

これは立派な準備です。レッスンが始まったとき、「こういうサイトにしたい」というイメージがあると、進みが全然違います。

パソコンは道具です。最初に必要なのは、何を作りたいかという気持ちのほうです。

パソコンの準備ができたら、そこから始めましょう。体験レッスンでは、今の環境で何ができるかを一緒に確認するところから始めます。

「自分の目的に合う学び方が分からない」という方は、何から学べばいい?——目的別の学習ルートも参考にしてください。

機材の相談だけでも構いません。「スマホしかないけど、始めたい」という方も、まずは話を聞かせてください。

まずは体験レッスンにご参加ください

ホームページを作れるようになりたい。でも、何から始めればいいか分からない。そんな、あなたのための教室です。

基礎からしっかり学んで、自分で作れるようになりたいですか?

AIを使って、上手に作れるようになりたいですか?

まずは、体験レッスンで「どうなりたいか」を聞かせてください。

画面の向こうの先生と、机でレッスンを受ける生徒

体験レッスンに申し込む

この記事を書いた人

コナン先生(小南邦雄)
コナン先生(小南邦雄)

Web制作歴・Web運用歴30年(1996年〜)
Webプロデューサー、Webディレクター、Webコンサルタント、Webマーケター、Webデザイナー、講師、AIディレクターなど、さまざまな立場でWeb制作・Web運用に携わる。

Webデザインコンテストでグランプリ受賞、大手企業・有名企業・地方自治体のサイトや広告制作多数、アフィリエイトサイトで1600万円以上の報酬獲得、120万円超のホームページプロデュースが予約2ヶ月待ち、ストアカでは115名を指導し平均評価4.98・ゴールドバッジ獲得などの実績あり。

自社サイト10サイト以上、クライアントサイトを含めると20サイト以上を運用中。

体験レッスン