「自宅サロンを開業したのですが、お客様が集まりません」
「ホームページを作ったのに、アクセスが自分と家族だけです」
こういう相談が、本当に多いんです。
はっきり言います。ホームページは、作っただけではお客さんは来ません。
これは脅しではなく、事実です。公開した翌日にアクセスが自分だけ、というのは失敗ではなく、当たり前に起きることなんですよね。
ただ、ここで終わる話ではありません。集客できないサイトには共通点があって、それを直せるのは、その商売をいちばん知っている本人だけです。
集客できないサイトの共通点は、5つあります
私はこれまで、自社サイトとクライアントのサイトをあわせて20以上を運用してきました。「成果が出ない」と相談に来るサイトを見ると、たいてい、同じところに問題があります。
大きく分けて5つです。
1つ目は、最初の画面。
サイトを開いた瞬間の3秒で、「誰の・どんな悩みを・どう解決するか」が分かるかどうか。ここが曖昧だと、そのまま閉じられます。見ている人は、あなたのことを何も知りません。3秒で判断しています。
2つ目は、メッセージ。
自社の視点で書いていませんか。「当店は◯◯にこだわっています」ではなく、読む人にとってどんな効果があるか、どう変われるかを書く。「伝える」と「伝わる」は、まったく違います。
3つ目は、申し込みへの導線。
電話番号やお問い合わせボタンが、ページの一番下にしかない。しかも「ご連絡ください」だけ。ハードルが高いんです。適切な場所に、申し込みたくなるような案内を複数置く。これだけで変わります。
4つ目は、スマホでの表示。
パソコンではきれいなのに、スマホで見ると文字が小さかったり、ボタンが押せなかったり。実はサイトを見ている人の大半はスマホです。パソコンで作り込んでも、8割の人には届いていない可能性があります。
5つ目は、検索語とのズレ。
お客さんが実際に検索している言葉と、サイトに書いてある言葉がずれている。「肩こり 整体」で検索しているのに、サイトには「骨格矯正」としか書いていない。これではGoogleが結びつけてくれません。
5つのうち、いくつ当てはまりますか
少し厳しいことを書きます。
この5つのうち、2つ以上に心当たりがある方。それは珍しいことではありません。むしろ大半のサイトがそうです。
5つの問題はすべて「技術」ではなく「視点」の問題です。HTMLが書けないから直せない、という話ではない。見ている人の目線で、自分のサイトを見られるかどうか。
視点の切り替えが本当に難しくて、自分の商売のことになると、どうしても自社視点になります。「うちの強みはこれだ」「このサービスを推したい」——気持ちは分かります。でも、見ている人は「自分の悩みが解決するかどうか」しか見ていません。見た目が素人っぽく見える原因と直し方も、視点の問題です。
では、小さなサイトで集客できている例は何が違うのか
私のもう一つの事業に、習い事教室や学習塾の生徒募集を支援するサービスがあります。そこで実際に起きたことを、一つだけお話しします。
ある音楽教室のサイトを作り直したとき、1ヶ月で体験レッスンの申し込みが最大137件になりました。
大規模な広告を打ったわけではありません。やったのは、先ほど書いた5つの問題を一つずつ直したこと。最初の画面を「誰のための教室か」が伝わる言葉に変え、導線を整え、スマホでの表示を徹底的に調整し、検索語に合ったページを作った。
数字が大きく感じるかもしれませんが、要は、見ている人が知りたいことを、知りたい順番に、分かりやすく並べただけなんです。
制作会社に頼んだのに成果が出ない、という相談
お金を払ってプロに作ってもらった。デザインはきれいになった。でも問い合わせは増えない。
なぜこうなるか。制作会社の仕事は、ホームページを作って納品することです。公開された時点で、彼らの仕事は終わっている。成果が出るかどうかは、正直なところ、彼らの仕事の範囲外であることが多いんです。
これは悪意ではなく、構造の問題です。マーケティングについて学んでいる制作者は、実はそんなに多くありません。
相談に来るサイトの状態を大きく分けると、こんなパターンがあります。
- 誰にも見られていない。アクセスがほぼゼロ
- アクセスはあるけど、ビジネスに関係ない検索語で来ている
- 検索もアクセスもあるのに、問い合わせが来ない
- 問い合わせは来るけど、ターゲットと違う人ばかり
- パソコンでは見えているけど、スマホで導線が壊れている
どれかに心当たりはありませんか。これらは全部、直せます。
直せるのは、商売を知っているあなたです
先ほどの5つの問題点を見てください。最初の画面に何を書くか。メッセージをどう伝えるか。検索語を何に合わせるか。
全部、あなたの商売の中身の話です。
どんなお客さんが来てほしいのか。そのお客さんは何に困っているのか。なぜ自分を選んでくれるのか。——これを一番知っているのは、制作会社ではなく、あなた自身です。
私がクライアントのサイトを改善するとき、最初にやるのは必ずターゲットの理解からです。このサイトを見に来る人はどんな人か。どんな悩みを持っているか。なんて言ってもらえたら一番嬉しいか。
そこが分かれば、何を書くかは決まります。どう見せるかも決まる。
逆に言えば、あなたが自分でサイトを触れるようになると、この改善を思いついたその日にできるんです。「ここを変えたい」と思ったら、その場で変えられる。制作会社に見積もりを取って、2週間待って、請求書をもらって——という工程がなくなる。
「自分で作ったサイトで集客できるのか」という問いへの答えは、こうです。
集客できるかどうかは、自分で作ったかプロに作ってもらったかでは決まりません。5つの問題点を直し続けられるかどうかで決まります。そして直し続けるには、自分で触れることが、圧倒的に有利です。
ちなみに、完全な素人の状態から学び始めた方がいます。「マーケティングのマの字も知らなかった」というその方は、半年後にはWordPressでサイトを作り、集客のためのSEOもできるようになりました。(突然HP担当にされた人の話で詳しく書いています)
自分のサイトを5つの視点でチェックしてみてください
すでにサイトをお持ちの方は、今すぐスマホで開いてみてください。まだ持っていない方は、「こんな感じにしたい」と思っているお手本のサイトで構いません。
5つの視点で見てみてください。
- 最初の画面で、誰の・どんな悩みを・どう解決するかが分かるか
- 書いてあることが、自分の言いたいことではなく、読む人が知りたいことになっているか
- 問い合わせや予約のボタンが、指で押せる位置に、複数あるか
- スマホで文字が小さくないか。拡大しなくても読めるか
- お客さんが実際に検索しそうな言葉が、サイトの中に書いてあるか
いくつ当てはまりましたか。
全部できていたなら、おそらくこの記事はここまで読んでいないと思います。1つでも引っかかったなら、引っかかった項目が、最初に手をつけるべき場所です。
集客は「作って終わり」の先にあります
ここまで読んで、「じゃあ、どうやって直せばいいのか」「SEOって具体的に何をするのか」と思った方もいると思います。
その疑問は正しいです。集客の基本は3つだけです。検索語に合わせる。更新する。役に立つ内容にする。——ただ、それを自分のサイトでどうやるか、が問題なんですよね。
ホームページで成果を出す方法は、講座の中で、作りながら身につけていきます。サイトの作り方だけでなく、作った後に見てもらうためにどうするかまでを一緒にやるのが、この教室の講座です。
社長さん向けのホームページ作成講座は、全24回・6ヶ月。 WordPressで自由にホームページを作成できるようになる講座は、全24回・6ヶ月です。どちらも、集客の考え方を含めて学べます。
あなたの商売で、お客さんがどんな言葉で検索しているか。体験レッスンで一緒に調べることから始めます。
「自分の目的に合う学び方が分からない」という方は、何から学べばいい?——目的別の学習ルートも参考にしてください。
